海外赴任前は準備が盛り沢山?!海外赴任者へのサポートのエキスパート、日新さんへ必要な準備事項をインタビュー


「海外赴任辞令が出たけど、何から準備を始めたらいいの?」
という方や、海外赴任者の準備や手続きのサポートを行うご担当者の方は辞令が出たら初めて対応する場合は何から始めたらいいのか、焦ってしまいますよね。

現地に到着してから、「これは出国前に準備しておけば良かった」という状況に陥らないよう、計画的に準備を進めておきましょう。
特に引っ越し業者への手配は時期によっては集中していることがありますので早めに確認しておくと良いでしょう。

この記事では、海外赴任者のビザ取得からお引っ越しサポートなどワンストップサービスを提供している日新さんのご協力の下、海外赴任者が必要な準備を7つをお伝えしようと思います。


1. 旅券・ビザ・航空券

海外赴任準備で最初に手配する3点セット!―ビザ・旅券・航空券
海外赴任が決まったらまず確認すべき3点が、ビザ・パスポート・航空券の3点セットです。
申請時に提出する必要書類が多く、申請に時間がかかるため赴任が決まったら早めに申請手続きを開始しましょう。


・パスポート(旅券)の申請
住民票所在地のパスポートセンターや合同庁舎など旅券申請窓口にて申請します。
初めてパスポートを発行する方は新規申請手続きをします。
既にパスポートをお持ちの方も残留年数が足りない場合は改めて発行が必要となりますので旅券窓口に確認が必要です。
就労ビザ(査証)の申請時にもパスポートが必要になります。


・ビザ(査証)の申請
渡航する国によって取得方法や提出する必要書類が異なり、また発行までに2~3ヶ月ほど時間が掛かることがあります。
ビザの申請方法は国によって異なりますので、赴任国の大使館や領事館に確認しておきましょう。
国によっては現地で申請する場合もあります。申請時に大学の卒業証明書や無犯罪証明書など必要な提出書類も多いので一つひとつ確認して漏れなく準備しましょう。


・航空券の手配
渡航日程が決まったら早めに航空券を手配します。
海外赴任の場合は勤務先や代理会社に手配してもらいます。
個人で予約する場合は、航空会社や旅行代理店に問合せて航空券を予約しましょう。

2. 語学・異文化理解

「語学は現地に着いてから学習すればいいかな」と考える方もいますが、赴任後はバタバタと忙しく学習時間が取れなくなりますので可能な限り赴任前に学習しておきましょう。

言語を理解できると現地の情報収集も早いですし、不要なトラブルにも巻き込まれずに済みます。
買い物や住居手続き、病院にかかる際に症状を伝えられるくらいの日常表現は覚えておくと安心です。
渡航前の言語研修を必須としている会社も多いので、勤務先に確認してみると良いでしょう。

言語だけでなく、その国の文化や慣習について事前に知識を得ておくことで、現地のコミュニティに参加しやすくなり、海外赴任生活をより一層有意義なものにしてくれるでしょう。
業種や業務内容によって必要な言語力のレベルは異なるかと思います。
語学スクールでは基本的には日常会話のレッスンのカリキュラムになっていることがありますので、必要なレベルや内容に合わせてビジネス英語や異文化理解レクチャーなどの研修を提供してくれるスクールを探してみましょう。

3. 予防接種・健康診断

赴任前健康診断と各種予防接種は勤務先や代理会社の提携先医療機関で実施します。
健康診断は渡航前に健康状状態に問題がないか確認するために、渡航前に実施することが法で定められています。
赴任前の健康診断で病気が見つかることもあり、治療が可能な場合は渡航前に治療を受けたり、赴任先の医療機関で継続治療を行う場合もあります。

赴任国や年齢によって必要な予防接種の種類が異なるため、途上国はもちろん、先進国でも予防接種が必要な場合があります。また、1つの予防接種を複数回接種する必要があるため、前もって接種するワクチンの種類と回数などスケジュール計画を立てておきましょう。

4.家財の引っ越し

海外引越し担当の業者に依頼すると段取りがスムーズです。

リサイクル品の回収や、帰国時まで家財を長期保管してくれるトランクルームサービスを提供している業者もありますので有効に活用しましょう。
赴任先に荷物を輸送する場合は、渡航先の国で持ち込み禁止とされている禁制品や条件について事前に確認しておきましょう。
また、国際情勢により輸送遅延が発生する場合がありますので注意が必要です。

5.帯同子女の転校手続き

お子さんも帯同して赴任される場合はどこの学校に転入するか早めに検討して編入手続きの準備をしましょう。

転入先は、日本人学校、現地校、インターナショナルスクールなどがあります。
現地校に通われる場合は、土曜日に補習校に通い日本の教育カリキュラムを受講する方もいます。
日本人学校に通わせるか、現地の学校に通わせるのか、ご家族でよく話し合って決めましょう。

編入手続きに必要な書類の英文翻訳などは代行サービスを提供してくれる代理店を利用すると安心です。
また、赴任国によっては編入の際にワクチン接種の証明を求められる場合がありますので、入学条件を事前に確認しておきましょう。

6.ペット帯同

まず、ペットを海外赴任に連れていく場合、ペット自身に身体的、精神的負担が掛かるということを念頭に置いておきましょう。
周囲の環境や気候の変化、食事の変化などで体調を崩してしまう恐れがあります。
ペットを連れていく場合は、出来る限りストレスの掛からないように配慮した準備をしましょう。

まず、ペットを連れていきたいという場合は以下の手順で準備を確認ください。

①赴任先の国で定められている動物の入国条件を確認する
②輸出検疫を事前に受ける(検疫場所はこちらから

手続きの詳細は農林水産省の動物検疫所ページをご確認ください。

7.国外運転免許取得&国内運転免許の更新

長期海外滞在中に運転される場合、現地の運転免許または日本で発行可能な国外運転免許で運転することができます。
国外運転免許とは、発行から1年間であれば国外でも運転することが出来る運転免許です。
運転できる国は、原則として道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)加盟国等に限られているため、渡航先の国で運転可能かどうかは警視庁ホームページよりご確認ください。
警視庁ホームページ

国外運転免許の申請は都道府県の免許センターで申請可能です。
受付場所や申請時に必要な書類等は各都道府県警のホームページをご確認ください。

国によっては、運転マナーが悪く事故発生率が日本の何倍も高い国や、事故の相手が王族だった場合には逮捕されてしまうこともあります。
赴任される国の運転事情を事前に確認されることをお勧めいたします。

8.その他の確認事項

以上が赴任が決まったら確認すべき7つの事項でした。
その他に以下についても確認しておくと良いでしょう。

・税務申告について(二重課税に注意)
・郵便物等の転送について
・銀行口座管理について

おわりに

いかがでしたでしょうか。揃える書類や手続きが多いため、赴任者の方やご担当者様は大変かと思います。
計画的に準備するためには、まず最初に計画スケジュールを決めることが大事です。
面倒な手続きや依頼可能な部分は業者にお願いして賢くスムーズに準備を進めていくと良いでしょう。
今回情報提供のご協力いただいた株式会社日新様ではこれらの手続きを全て一括で代行してくれるワンストップサービスを提供しております。
大手自動車関連企業様などでの実績が多数ございます。
自分が必要なサービスを選択できるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
赴任者の方、ご担当者様にお役に立てば幸いです。