グローバル人材育成を目指す企業が社内英語研修で陥りやすい失敗例
出来るだけコストを抑えて英語研修を導入したいという場合、このコラムでは陥りやすい英語研修導入の失敗例について取り上げたいと思います。
① 【目的が不明確なため費用対効果が得られない】
英語研修の目的と目標はなんでしょうか。目的に合った目標設定が出来ているでしょうか。そしてそのゴールを受講者に正確に情報共有できているでしょうか。目的地を教えずに走らせて、目的地に到着できる人はいないですよね。
例えば、「社員の英語力底上げ」を目的として、まずTOEIC600点達成を目標とする、というようなお話をよく耳にします。英語力底上げという言葉はかなり抽象的です。英語力と一口に言っても、どのスキルをどの程度向上させる必要があるのか、そしてなぜそのスキルが職場や業務で必要なのか、という具合に分かりやすく示してあげると受講者側も目的意識をもち能動的な学習の姿勢をもつことができます。
研修を企画する側は社員が研修を受講すること自体が目的になっていないか、最終的な目的と目標、ギャップを埋めるために必要な学習内容や実施時間を見直してみる必要があります。研修導入の最終的な目的・ゴールはどこなのか、達成までの期間設定など具体的な目的と目標を整理してみましょう。その上で、必要な学習時間や、研修内容を決めると満足度の高い結果が得られる英語研修となるでしょう。
② 【研修時間外の自己学習のフォローができていない】
上記の目的・目標の具体化と情報共有は問題なく、万全の対策内容を導入しているにも関わらず、なかなか結果に結びつかない場合は、研修時間外の学習に目を向けていないことが原因かもしれません。例えば週に1回90分の語学研修を受講したとしても1カ月たったの6時間、1年で72時間にしかなりません。語学研修を成功させたいのであれば、学習した内容を定着させるためにも自己学習のフォロー・管理まで行うことが必要不可欠と言えるでしょう。
業務で多忙なスケジュールのどこに隙間時間を設けて学習時間を確保するか、自己学習が苦手な方に学習方法を細かく丁寧に指導を行える体制が整っているか、講師からサポートが受けられるかどうかという点も確認が必要です。また自己学習時間を可視化できると、学習者も日々達成感を味わえるので学習に対するモチベーション維持にもつながりやすいです。
③ 【レッスン形態が社員のレベルや学習スタイルにミスマッチしている】
コロナ禍以降、オンラインの英語研修に切り替えたり、ハイブリッドでオンラインレッスンを取り入れたりする企業様が増えました。
リモートワークの社員が自宅から参加可能になり、出張先から参加可能になりました。ただし、社員の英語レベルが研修携帯に適していない場合もあります。
学習者のレベルに合わせて、オンラインよりも対面で実施した方が学習意欲を維持できたり、質問しやすかったりということがあります。
いかがでしたでしょうか。英語研修といっても、企業様の背景や文化、そして実際に教育する社員によって様々な形態や方法があります。自社で英語研修を導入する目的と目標を明確にして、自社の社員の状況も十分に把握した上で、レッスン形態や研修内容を考えてみてはいかがでしょうか。
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